円座抄

蝉しぐれ

 梅雨が明けてより蝉の声が、日増しに増えてきて、朝の散歩は蝉しぐれのなかです。
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 声のする木を見上げますが、姿は見あたりません。
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 蛍の川の入口の桜も蝉しぐれの枝を伸ばしていますが、蝉はどこに止まっているのやら……
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やっと、モチの小枝にしがみついている空蝉をみつけました。
「 空蝉や家も漸く二代目に 」宇佐美魚目 『崖』 (季語は夏)

家に戻ってみると、庭で蝉が鳴いています。やはり松の木に空蝉が止まっていました。
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「 空蝉をのせて銀扇くもりけり 」宇佐美魚目 『崖』
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魚目句集を読むと、動物では、蝉と蚊の句が多いことに気付きました。
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姿を探していた蝉が松の木を離れ、樫の木にいました。

「 墨磨るや柳に蝉の百あまり 」 宇佐美魚目 『草心』
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山茶花の木にもいました。

「 生家とは火と水それに蝉の穴 」 宇佐美魚目 『松下童子』

by enza-hoshitsuzuri | 2018-07-17 21:37 | 散歩と季語 | Comments(0)

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